【オカルト】自分ではない他人の思い出が残っている男の告白

▼話題の内容はコチラ↓↓ この事は親にも話した。 そのせいで、親戚が俺に昔から変な名前を吹き込んでいるんじゃないかと問題になったりもした。 それから中学にあがるまでは何事も無かった。 その問題の頃から、俺は自分の名前を書 […]

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この事は親にも話した。
そのせいで、親戚が俺に昔から変な名前を吹き込んでいるんじゃないかと問題になったりもした。
それから中学にあがるまでは何事も無かった。
その問題の頃から、俺は自分の名前を書いたり言ったりする時に意識して自分の名前を言うようにしていた。
俺の中の「佐藤大樹」という謎の人物は消え去った。

中学の頃、ばあちゃんが亡くなった。

葬式の時、顔も見た事が無いような親戚に大きくなったね~等いろいろ言われた。うぜぇ
その席で、我が家でタブーとされていた話題を酔っ払った親父が話したらしい。
「佐藤大樹」の事だ。

多重人格?

その話聞いた一人の親戚が、口を挟んだらしい
「俺の親戚も亡くなった佐藤大樹って奴が居たんだよ。葬式はこんなに人来なかったけどなwwww」
言い方は絶対違うだろうけど俺は聞いてないから知らん

ここからが大きなポイントだった。
我が家でタブーとされていた。特に俺に対してその名前を出すのは本当にタブーだった名前。
これまた酔っ払った親父がその日に、俺に親戚から聞いた話をざっくりと説明してくれた。

その親父の話を聞いて、俺の中で「佐藤大樹」が蘇った。

そして以後の家族関係は崩壊した

うんうんそれでそれで

俺は家に帰って厨二心に佐藤大樹の事を思い出していた。

俺は生まれ変わりなのか?特別なのか?
親戚の親戚。遠くは無く近くも無い。しかし佐藤大樹が存在していて、死んでいった。
厨二心には良い餌だった。

気になってしかた無い。

でも親父にその話を詳しく聞く訳にもいかない。
無駄な心配はかけたくなかった。
それからまもなく、最悪のタイミングで反抗期って奴が来た。

俺はなににでも反抗したかった。

その時大きい燃料だったのが 佐藤大樹 だった。
俺の自由な意志を潰したー だのなんだの
意味の分からない事を言ってとにかく反抗しまくった。

そんな事をやっていたある時、親父が切れた。
「そんなに佐藤大樹が気になるならとことこ調べればいいだろうが!。亡くなった親戚を自分の生まれ変わりだとか、失礼にもほどがあるぞ!。」
そんな言葉を飛ばした後、佐藤大樹を知る親戚の名前と電話番号が書かれた紙を投げつけられた。

俺は泣いた。

親父が切れた事ではなく、絶対に出してはいけない話題を武器にして反抗していた俺がアホらしくてしょうがなかった。

しかし俺の興味は収まらない。

次の日には電話をかけた。詳しい話が聞きたかった。

まず亡くなった理由だが、交通事故だった。

俺は小さいころなぜか交通事故に怯えていたらしいというのはすでに知っていた。
その時は衝撃とかではなく、ただただワクワクした。
俺は特別なんだ。そんな気持ちで心が満たされていたからだろう

次には亡くなった日を聞いた。

5月の18日だったそうな。
その後、俺は自分の生まれた日を近い親戚に聞いた。
親にはさすがに聞けなかった。
5月の17日だった。

何が5月17日なの?

俺が病院で産声を上げた日だな。
伝わりづらくてすまん

おかしいだろうよ。普通に考えれば。

その時の俺はおかしいなんて思わなかった。
むしろ死亡と誕生がこんなに近い事に喜んだ。
俺の中での機体は確信に変わり、その日から親にどんな事を言われようが 俺は佐藤大樹と名乗りだした。

それから親とは口を聞かなくなった。

高校に上がって一人暮らしがしたいと言ったら、資金を用意してくれた。
俺は高校で一人暮らしを始め、親との連絡はほとんどなくなった。

佐藤大樹というのを意識しだしたからなのか、その頃からT字路で車を見る度に足が動かなくなった。
なぜかは分からない。でも、ただ足が動いてくれない。

高校にあがって、自由になった事もあり、俺は佐藤大樹が居た家に行くことを決意した。
その頃近い親戚は全員俺の事を避けるようになり、遠目の親戚に声をかけまくって住所を知った。

あの日だけはやたら鮮明に覚えている。
電車を降りて、タクシーを使った。

携帯を頼りに、迷いながらその家に付いた。
立派なマンションだった

一人につき数シーンなら前世ぽいのはあるけふぉ

一人のハッキリとした前世記憶ないから裏山
文化も性別も大きく違うのゴロゴロあるから特定出来ないOrz

そのマンションを見た時には何も思わなかった。
マンションの玄関を見る。そこから玄関の奥も視界に入る。
記憶が戻るという表現が正しいのか走馬灯という表現が正しいのかよく分からない
最初に一人の女性の顔が写り、次に一瞬だが断片的な映像みたいな物が写った。

それの一つは遊園地だったのは覚えてる。

学校の校門も見えた。
どこか知らない部屋で卒業アルバムの様な物を見ていたり
どこかのベンチに座っている映像が一番鮮明に覚えている。

それは夢みたいな感じだった。

その瞬間確かにその映像を見ていたのは覚えているけど、どれもぼやけているような感じだ。

俺はそのマンションに入り、とある部屋の目の前で呼び鈴を鳴らしていた。
その部屋は結局佐藤大樹の部屋だったのだけど、その時の俺は知らない。
誰も出て来ない。反応も無い。

ただ、俺はその日そのまま帰った。
何を考えていたかは思い出せない。

今思えばマンションの大家を探して話を聞いたり、その時の行動力ならいろいろできたとは思う。
ただ、なぜか帰った。帰って一人で泣いた。これがなんの涙かは覚えてない。
ただなにかが怖かったような悲しかったような無念だったような嬉しかったような
いろんな感情が渦巻いて泣いていたような気がする。

次の日から、地獄だった。

どこかに出向いて景色に注意を向けると高確率で夢なのななんなのか分からない世界に入るようになった。
時間としては一瞬だろうけどね
その度になぜか涙がでる。そのまま意識を失った事も何回かあった。

という訳で 別に面白い落ちとかある訳ではなく終わりです。
それ以降はさらに佐藤大樹の事を知って、その度に興味じゃなく恐怖が湧き上がるようになったとか
そういう話しか無いし今までの話の繰り返しになるかな

今でもいろいろな事で苦しんでるけど
佐藤大樹って存在はなんなのか 

生まれ変わりだとしてなんで俺は死ぬ1日前に生まれているのか。
自分なりの解釈をしないと狂いそうになる。
実際現在は鬱病診断されてひどい生活だよ

二重人格なのか…前世の記憶なのか…なんだか不思議なお話です。
生まれ変わりだったとしても、今の人生を大切に生きるのが正解なのかもしれません。
参照: オカルト.net
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