【不可思議】寝台特急で突然に霊に襲われる→消息不明に

とある寝台列車の中での怖い話。
こんな不可解で恐ろしいことがあっていいのでしょうか?

以下がネットに寄せられた、不可思議な体験談を聞いた人からの投稿。


自分の体験談じゃないけど、予備校で漢文の先生から聞いた怖い話。

彼(先生)は京大時代に親友のAさんと一緒に東京見物を終えた後、寝台急行「銀河」で東京から帰途につく事になりました。

――小田原を過ぎ熱海を過ぎ、夜も深くなってきました。

寝室に寝そべっていても、なかなか眠れない二人は、退屈になったので寝台車という物珍しさもあって、車内を見て回ろうという事になったのです。

そして最後尾の車掌室に車掌がいないことが分かると、若気の至りというのか彼らは車掌室のカギを壊し、中に入って窓を開け、酒盛りを始めてしまいました。

やがて「銀河」は静岡を過ぎ、「日本平トンネル」という長~いトンネルに入って行きました。

ところが「銀河」がトンネルの中程を行く頃、突然彼らの耳に男の大きな、重たい笑い声が入ってきたのです。

「ウワァーッハッハッハッハッハッ!ウワァーッハッハッハッハッハッ!ウワァーッハッハッハッハッハッ!ウワァーッハッハッハッハッハッ!」



このトンネル内で聞こえた、おぞましい笑い声は何なのでしょうか!?
そして、この笑い声を聞いた後に、不可解な現象が・・・。

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それでは、話の続きをどうぞ。

彼はこの笑い声を聞いた時、空耳だと思いました。が、Aさんに

「さっき、男の大きな笑い声が聞こえなかったか?」

と尋ねると、Aさんも確かに聞こえたと言います。

深夜の鉄道トンネルに人などいるわけがありません。

二人は背筋が寒くなり、顔も蒼ざめ、酔いもすっかり覚めてしまいました。

二人はしばらく動揺していましたが、結局「空耳だった」という事で忘れることにし、寝室に戻って寝ました。

早朝、「銀河」が京都に着くと、彼は、大阪に下宿のあるAさんを残して降り、自分の下宿に帰りました。
ところが翌日、彼は40度の高熱にうなされて寝込んでしまいました。

そしてだんだん、自分のベッドの周りに霊のようなものが、うようよと渦巻いている事に気付いたのです。
「これはまずい」と直感した彼は、幸い除霊の方法を知っていたので頭から塩をかぶるなどして、除霊を行いました。
お蔭で彼は霊の呪縛から解かれ、熱も治まったので、晴れて普通の生活に戻ることが出来たのです。

数日後彼は、一緒に帰ったAさんの事が気になったので、Aさんの下宿に電話をかけました。
けれども電話は繋がりませんでした。
Aさんの実家にもかけました。しかし実家にも帰っていませんでした。
ほかの友人にもAさんの事を尋ねましたが、誰もAさんと会っていません。

おかしいと感じた彼は国鉄(現JR)に、大阪駅で降りるはずだったAさんの事について問い合わせました。しかし国鉄側が調べたところ、

「Aさんは大阪駅で『銀河』から降りていない」

ことが分かりました。

「銀河」は京都駅から終点の大阪駅まで停まりません。

つまりAさんは彼と別れた後、大阪駅に着くまでに姿を消したことになります。

Aさんは未だに消息がつかめていません。
Aさんは、このトンネル内で聞こえた笑い声の主によって、どこかの冥界に連れさられてしまったのでしょうか?
何とも不思議で怖い話です。

参照: パラノーマルちゃんねる
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