【激閲覧注意】うねうねと屍骸から這い出る無数の寄生虫に鳥肌…

これは気持ち悪いぃいいいいい!(涙)

虫が苦手な人は本当に注意してください・・・

 
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――科学分野だけではなく、オカルト・不思議分野にも造詣が深い理学博士X氏が、世の中の仰天最新生物ニュースに答えるシリーズ

 潰れたコオロギの死体から黒い紐状のものがうねうねと湧きだしている動画が「LiveLeak.com」で人気を集めている。たった1匹のコオロギから大量の黒い紐が這いだしてくる様子は、まるで蠢くイカスミスパゲッティのようだ。

この黒い紐の正体はハリガネムシ、主に昆虫に寄生する寄生虫の一種だ。カマキリやコオロギの尻からこの虫がにゅーっと出てくる動画を見たことがある方も多いのではないだろうか。世界中に2000種以上いるといわれ、日本でも14種が確認されているメジャーな寄生虫の一つである。

 ハリガネムシは川などの水中で生まれ、幼生は自身を捕食した昆虫に寄生し、その腹の中で成長する。この寄生虫の恐ろしいところは、寄生した宿主の脳を操作して水に飛び込ませてしまうことだ。宿主の昆虫が溺れているうちに、肛門から飛び出して水中へと移動するのである。そのおぞましい様子はYouTubeでも見ることができる。

動画は「YouTube」より

「分子生物学の発達により、寄生虫によるマインドコントロールの仕組みが少しずつですがわかってきました」

 そう語るのは生物学に詳しい理学博士X氏だ。ハリガネムシの場合、宿主の昆虫の脳に場所の感覚や光への応答性を狂わすタンパク質を送り込むという。結果、宿主は異常な行動を取るようになり、最後には入水自殺してしまうのだ。

ところで、最近では寄生虫が生態系の中で大きな役割を果たしていることもわかってきたという。X氏によると、寄生虫により異常行動を起こして死んでしまう昆虫たちは魚など他の生物の餌として大いに役立っているそうだ。神戸大学の生物学准教授・佐藤拓哉氏らの研究によると、ある渓流魚が一年間のうちに得るエネルギーの実に6割は、ハリガネムシによって水中で死んだカマドウマによるものだという。

 ハリガネムシのように宿主を利用するだけ利用した挙げ句にポイ捨て、そんな寄生生物は他にもたくさんいる。例えば寄生蜂は、映画『エイリアン』のように芋虫や蜘蛛に卵を産み付けて、その体内で卵を孵化させる。生まれた幼虫は宿主を体内から食い尽くしてしまう。また、吸虫の一種であるロイコクロリディウムは宿主であるカタツムリを操ってわざと目立つ行動をさせ、この虫の次の宿主である鳥に食べられるように仕向ける。

 寄生生物たちの恐ろしくも巧みな生存戦略は、サイエンス・ライターのエド・ヨンによるTEDのプレゼンテーションでも紹介されている。ある意味で背筋をゾッとさせてくれるので、夏の暑い夜にはぴったりの動画かもしれない。

 

 
 
参照:トカナ
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