【本当に怖い話】浴槽の扉の硝子越しにうごめく人影…

兄と入浴中、風呂場のすりガラス越しに突然得たいの知れない人影が動き始めて・・・
 
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まだ少学校の低学年ぐらいだったから、25年ぐらい前だと思いますが、あれはまだ家を建て替える前の平屋に住んでた頃でした。
 
その日は父の帰りが遅く、家には母と兄と俺の3人がいて、兄と一緒に風呂に入ってました。兄が湯船に浸かり俺が体を洗っていると、兄が驚いた顔で
 
「何あれ!?」
 
と、俺に向かって後ろの風呂の扉を見るように言いました。
 
それにつられて後ろを振り向くと、目の所だけ黒く、それ以外は全身真っ白な人の形をしてる何かが、扉に張ってあるすりガラスに向かって両手のひらをぺたり、ぺたりと、ガラスに手をはわせながらうごめいてる姿が俺の目に入ってきました。
 
後ろを振り向いたその目の前に、そんな得体のしれない何かがいた事もあり、恐怖で固まってしまった俺に対して兄は
 
「扉開けてみよーぜ!」
 
と、俺に指示してきましたが、もちろん開ける事などできず、うごめいてるその何かから目を離す事もできないまま1、2分たった所で急にふっと消えたのです。
 
兄は、母が扉の前にいただけだと言い張りますが、風呂から上がり母に聞いても風呂には来ていないと言ってました。
 
俺も幼いながらに、父や母が怖がらせようとしてやった事だと自分を納得させようとしましたが、すりガラス越しに見えた真っ白な全身はどうやっても理解できませんでした。
 
人の形をしていましたが、白い影のような感じで、すりガラスに頭、両手、上半身、その下は足の区別はなく、白いままガラスの下まで張り付いているように記憶しています。
 
仮に人が同じ事をやっても、ガラス越しに肌の色や服の色は、どうやっても透けて見えるため、今思い出しても理解できません。
 
あの時、扉開けてたらどうなっていたのでしょうか。。。
 
俺はその体験後から、まともに風呂に入る事もできなくなり、一人で寝る事も怖くてできない日々が始まり、やっと落ち着き出したのは高校生に上がる頃だったと思います。
 
高校を出て一人暮らしを始める頃には記憶も薄れ、25年もたつとむしろ怖い話が大好きな自分がいるのですが、こないだ「くねくね」っていう怖い話を読んだ時に、動きの感じがすごい似てると思ったのですが、あれは実話でしたでしょうか?
 
兄とはその後、一度もその話をする事がなく彼は平気な顔で過ごしていたので、今では覚えてすらないのではないかと思います。
 
 
参照:パラノーマルちゃんねる
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