【ホラー】可哀想なくらい不気味なマンションに引っ越しした男

    怖い話  16年10月24日01時03分
    【ホラー】可哀想なくらい不気味なマンションに引っ越しした男

    曰くつき物件に住むなら
    これくらいの精神力がないと
    持たないようです…。

    8月に実際に体験した出来事です。
    半年ほど前から一人暮らしをしている古いマンションの隣人の話。

    僕は夜から朝までの時間帯の勤務で、昼夜逆転の生活をしています。
    その日も朝帰って昼頃に寝て、夜中の0時辺りに目が覚めました。
    それから暫くテレビを見ていたら、隣の部屋から声が聞こえてきました。

    年を召された感じの女性の喋る声。
    ちなみにこのマンションは1つのフロアに3部屋ずつしかなくて、僕は真ん中に住んでいます。
    反対の隣人はたまに見かけるのですが、声がした方の隣人は見かけた事はおろか声どころか物音もした事ないので、そこで初めて人が住んでる事を知りました。

    それでも気にせずにいると、その部屋の方の壁がコンコンとなりました。
    夜中の2時過ぎという事もあり、テレビがうるさいのかと思い電源を切りました。
    するとまたコンコン。
    気味が悪くなりました。

    するとまた声が聞こえだしたので、壁に耳を付けて聞いてみました。
    内容としては、
    ・こんな体なので外に出れない
    ・母が寝たきりになっている
    ・今壁側のとこに立っています
    ・もう一度壁を叩いてもらえませんか
    みたいな内容を喋っては一分程黙り、また喋っては一分程黙りの感じで、誰かと電話しているみたいでした。
    にしても間隔がやたらと長いのと、明らかにこっちの壁に喋っているのと、内容にこの部屋の事が含まれてるのとで、気になってしょうがなくなりました。

    するとまたコンコン。
    それに対し、ちょっとした出来心でこちらからも壁を叩いてみました。
    すると「はぁい」。返事がきました。
    いやいや、たぶん電話の返事のタイミングと重なっただけだろうと思い、もう一度コンコン。
    「はぁい」
    明らかに返事でした。
    その後、更に「もう一度叩いてもらえますかぁ?」とか何度も言ってきたので、恐怖と怒りで壁を殴りました。ドゴン。
    すると、隣もシーンと静まり返りました。

    そのまま朝になりウトウトしていると、玄関の方から声が聞こえてきました。
    物音を立てないように玄関までいき、ドアの覗き穴から外を見ると、赤チェックのパジャマを着たガリガリの5,60代の女性が、両手で水をすくうような動作をしながら立っていました。
    髪の毛は真っ黒でボサボサでお腹の辺りまで伸びっぱなしで、いわゆる幽霊のような見た目でした。
    すぐにドアから離れて声を聞いていると、
     

    「おうむがきたぞ おうむがきたぞ おうむがきたぞ」
     

    と、ずっと呪文のように繰り返していました。
    とりあえず様子をみようと10分くらいそれを聞いていると、急にその女が歩きだして、隣の部屋のドアが開いて閉まる音がしました。
    ここで初めて、隣人があの女なのだと知りました。

    この隣人、どうやら
    様子がおかしいようです…。

     
     
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